軟骨のすり減りではなく慢性のひざ痛の理由を一緒に考えてもらい元気に!

56歳男性の方、仕事柄、若い時から変形性膝関節症と診断され、軟骨が減っているので一生痛みが取れないのではと苦痛でした。週単位で症状のちょっとした変化にも対応して、体調がよくなりました。漢方を服用して一年後には、痛みをほとんど感じない程度までとなりました。趣味の古武道をまた出来る幸せは言葉になりません。有り難うございました。と言うご相談。

一般に変形性膝関節症は関節軟骨がすり減った状態が何年も続く方や、完全に軟骨がなくなり下の骨(脛骨)の表面が露出してしまう方もいます。こうなると、とても痛みます。ただし関節軟骨には痛みを感じる神経はありませんので、軟骨がすり減っても痛まないはずです。

では、ひざの痛みはどこから来るのでしょう?

①は急性期に起こる関節炎の疼痛です。関節軟骨がすり減る時に、削れた軟骨の破片が粉となり関節包の内側の滑膜を刺激して炎症が起こります。膝がはれたり熱を持ったり水が溜まったりします。

②は厄介なのは急性の関節炎が終わった後も、綿々と痛みが続きます。この慢性の疼痛は、関節の中ではなく、主に関節周囲の袋や、腱、筋肉で起こる痛みです。関節包は徐々に線維化し、以前より硬くなってきます。一般的に、ケガが治った後の傷アトは、硬くなるのと似ています。

漢方では『通不則痛』と言い、硬くなってしまったために「血」の栄養を細胞に運べなくなると痛むと考えます。体質により個人差がありますが、どうしてそのようになってしまったか一緒に考えましょう。

参考・独歩顆粒(独活寄生丸・細粒)、補陽還五湯、冠元顆粒、婦宝当帰膠、疎経活血湯、芍薬甘草湯、?苡仁湯、桂枝加朮附湯、五積散 他多種。

【東日本大震災、福島原発事故、低線量内部被ばくに効果。】

40歳代の主婦の方より
私は福島県、富岡町より埼玉に家族で避難しております。
子供達を内部被ばくから少しでも予防できないでしょうか。

アドバイスいただき、今まで逃げることばかり考えていました。
漢方薬には免疫力を高める働きがあることを知り、家族で漢方薬を飲み始めて1年になりますが、全く風邪もひかずに、もっとびっくりは、アレルギー性鼻炎が今シーズン起きませんでした。不思議です。きっと低線量内部被ばくを予防できると信じています。
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亀甲堂から一言
放射線は目に見えません。現在、放射性物質がどの地域にどれだけの濃度で分布しているかもわかりません。 当時の風向きや放射性物質をを含んだ雨や雪やホコリが積もったかで、その地域の放射線量はさまざまで、食事や呼吸、放射線の感受性も個人差があり、被ばくの程度を証明できません。
ここ茨城県日立市でも福島原発から100km圏内です。現在放射線は国の基準値以下ですが、当時の放射性物質の濃度分布図を見ても、そこに大きな不安があります。『がんや白血病、心臓病は、放射線障害だけで起こるものではありません。因果関係は認められない』とされます。しかし子供たちは放射線の感受性は高いのです。たとえば幼児で大人の5倍、乳児で大人の9倍と言う報告があります。
つまり子供たちは大人の1/5、1/9で大人と同じことになります。
これから自分の体を守るために良いと言うものは何でもやりましょう。私たちは急性被曝してから5年余りたっていますが、もし急性被曝の際、ヨウ素131に曝されたら、ヒジキを約100gを目安に食します。ただし甲状腺に病気のある方は一度医師に相談しておきましょう。ミネラルをたくさん摂取しましょう。
たとえばカルシウムは・・・・・ ストロンチウム90は骨に吸収されやすく、排せつが難しくなります。普段からカルシウムが十分に足りていれば、ストロンチウムの取り込みは抑えられ少しずつ排出されます。同じように
カリウムは・・・・・放射性セシウムと構造が似ているため、ちゃんと摂取していれば取り込みは抑えられます。
鉄は・・・・・プルトニウムに有効。
またカルシウム、亜鉛、鉄などは昔から有害な鉛や水銀の排出作用があり吸収を妨げます。
漢方薬には気(身体を防衛する力、体を温める力、血管など体液が漏れないようにする力、汗や尿で老廃物を出す力、身体に栄養をつける力、身体の中を元気よくめぐらす力)やNK細胞など免疫力を活性するものやがん細胞の新生血管増殖の抑制や                   アポトーシス誘導、抗酸化作用の効果のあるお茶もあります。
『今から』放射線の低線量内部被ばくにから身を守りましょう。
参考本・福島原発事故2015年問題の真実 放射線科医 佐藤俊彦 など。